神戸大学大学院医学研究科糖尿病・内分泌内科学部門の小川渉教授らの研究グループは、動かないと筋肉の量が減少するメカニズムを世界で初めて明らかにしました。これまで体を動かさないと筋肉の量が減るということは知られていましたが、そのメカニズムについては明らかになっていませんでした。
同大学の発表によると、今回の研究ではマウスや実際に骨折した人の細胞を調べて、生きた動物の筋肉内のカルシウム濃度の変化を観察する方法を開発し、筋肉を動かさないと筋肉内のカルシウム濃度が低くなり、これが筋肉を減らす引き金になることが明らかになりました。
この際に、Piezo1、KLF15、IL-6という3つのタンパクが順番に働くことによって、筋肉量が減ることも突き止めました。これらのタンパクに作用する薬剤を開発できれば、筋肉減少に対する治療薬になることが期待されるそうです。研究が進めば、人だけでなく動物に関しての治療薬なども開発されると考えられます。
筋肉が減少すると、運動能力が低下するだけでなく、様々な病気にかかりやすくなり、寿命の短縮にも繋がります。加齢による筋肉の減少と運動能力の低下は「サルコペニア」と呼ばれ、高齢者が増加し続ける我が国で、大きな問題となっている健康上の問題です。
https://sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2022/03/16/50269/
<2022/03/16 サンテレビNEWS>
https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2022_03_15_01.html
<神戸大学 ホームページ>
神戸大が「動かないと筋肉が減少するメカニズム」を解明



