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慢性腎臓病を抱えた猫の腸から吸収される毒素を制御することを目指した研究

投稿者:武井 昭紘

成猫の40%以上が発症するとも言われる進行性の疾患、慢性腎臓病は、食べ物を消化する過程で発生した毒素を血液中へ吸収することで、病態が悪化するとされている。つまり、この進行・悪化を防ぐには、毒素を発生させないこと、あるいは、発生した毒素の吸収を阻害することが重要だと考えられているのだ。

そこで、エジンバラ大学は、猫の慢性腎臓病に対する①炭素粒子および②プロバイオティクスサプリメントの効果を検証する試験的研究を開始した。なお、同研究では、①が腸内毒素を結合すること、②が毒素の生成を制限することによって、当該疾患の進行を喰い止めることができるか否かを明らかにすることを目的としている。そして、ファーストステップは健康な猫の、次の段階で慢性腎臓病の猫の糞便と尿サンプルを微生物学的に解析するという。

果たして、①②は病態を防ぐ効果を発揮するか。また、①と②の何れが「より」優れた治療法なのか。今後、本研究が一定の成果を上げることを期待するとともに、新しい選択肢を増やすが如く、プロバイオティクスを用いた猫の慢性腎臓病の治療法が確立され、世界的に普及していくことを願っている。

プロバイオティクスは、最も副作用の発現が少ない治療法としても期待できると思います。

 

参考ページ:

https://www.ed.ac.uk/vet/news-events/2021-news/cat-studies-investigate-kidney-disease-therapies


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