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犬のブドウ膜炎に対して抗炎症作用を発揮する植物由来成分

投稿者:武井 昭紘

ペニシリン。
それは、1928年、イギリスの医師アレクサンダー・フレミングが発見した、世界初の抗生物質である。由来は、ブドウ球菌を培養したペトリ皿に生えたカビ。つまり、この薬剤は、「生物」から抽出されたものなのだ。そして、現在、この事実に着想したテキサスA&M大学が、あるチャレンジを開始している。

 

なお、同大学の発表によると、ショウガ科の植物ウコンに含まれる抗炎症作用を持つかも知れない成分(クルクミン)を、犬のブドウ膜炎の治療に応用するとのことである。その背景には、当該疾患に対して一般的に使用されるステロイドやNSAIDが原因で生じる副作用があるという。

嘔吐、下痢、消化管潰瘍に、肝障害、腎障害、血糖値の増加。
『これらを起さない薬剤の開発を目指す』と大学は述べる。

 

果たして、前述のような「理想的な」薬剤は誕生するか。チャレンジの成功を願うとともに、その薬剤が犬のブドウ膜炎に限られることなく、ステロイドやNSAIDの代わりとして汎用される抗炎症薬として世界中に普及する未来が訪れることを期待している。

(画像はイメージです)
今回紹介した研究は、ナノ粒子にしたクルクミンが使われているとのことです。

 

参考ページ:

vetmed.tamu.edu/news/pet-talk/turmeric-and-canine-uveitis-not-so-far-fetched/


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