ウイルスを保有しているマダニに咬まれることで感染する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の患者数が増加している。SFTSへの治療法はなくワクチンも開発されたいないため、対処療法を行うのが現状です。
記事によると今年は、今月1日時点で過去最多の85人の患者数が報告されており、7人の死亡者も出ている。先月には初めてイヌからヒトへの感染例も報告されているという。
ウィルスに感染すると初期は風邪のような症状で発熱、嘔吐、下痢などがみられるようになり、重症化すると意識障害や言語障害、下血などを起こして死に至る場合がある。患者のうち9割が50代以上で、高齢になるほど重症化するそうだ。
ワクチンなどが開発されていないため根治治療ではなく、症状や異常に対して治療を行う対処療法が中心になっている。ただ、感染研など西日本の一部医療機関で作るチームが治療法の臨床研究を進めているという。
対策としてマダニに噛まれないことが大切だが、最近ではイヌやネコからの感染も確認されているため、ペットとの接し方にも注意が必要になる。ウィルスはペットの唾液や血液、便などにも含まれているため、ペットに触れた後にヒトの目の粘膜や傷口などを触れると、感染する可能性があるそうだ。
過度に恐れることはなく、健康なペットから感染する可能性はないが、弱っているペットの介護は素手で触らないようにするほか、噛まれないようにするよう注意が必要だという。
「SFTSウイルスを持つマダニは5%程度です。かまれても必ずしも感染するわけではありませんが、感染するとほぼ発症します」
<2017.11.14 11:55 産経ニュース>
マダニにかまれ発症…増える「SFTS」患者 野良猫から感染も 有効な治療薬なく



