病院や施設などで動物と触れ合うアニマルセラピーは広く知られるようになったが、「セラピーキャット」はご存知だろうか?『すべての猫はセラピスト』(眞並恭介著・講談社)では、セラピーキャットとして活躍する1匹の猫について書かれています。
記事によると、猫の名前は「ヒメ」で2007年生まれの雌猫。飼い主はアニマルセラピーの実践家で応用動物行動学者でもある小田切敬子さん。ヒメは小田さんのもとで働いていたセラピードックの「チャッピー」と一緒に、介護や治療の現場に同行し、セラピーキャットとして育れられてきたのだとか。
ヒメがセラピーキャットとしてデビューしたのは、茨城県龍ケ崎市にある牛尾病院の介護療養病棟。セラピー対象者は認知症の進んだ高齢者の方達だった。
ヒナは自ら高齢者の膝の上に乗ると、認知症が進行してほとんど会話が成立せず、反応もなかった人たちが穏やかな表情になり、体を撫でたり「ヒーメ」「ヒメちゃん」と呼びかけるのだという。
とても興味深いのはヒメは怖がりで、病院の元気なスタッフが寄ってくると怯えるのだとか。飼い主の小田さんによると、ヒメは「セラピーを必要としている人」がわかるのだそう。
アニマルセラピーは精神疾患をわずらった方の心も癒す力がある。犬よりも自由な猫のほうが、患者さんの心に寄り添いやすいこともあるようだ。これから猫のセラピーキャットも増えていくのではないだろうか。
アニマルセラピーには「逆セラピー」という考え方もある。セラピーの対象者が、犬や猫の世話をすることが対象者の癒しにもなる、というものだ。
<ニュースイッチ 3/26(日) 10:10配信>
人の心を癒す「セラピーキャット」が医療・介護の現場で大活躍
人の心を癒す「セラピーキャット」が医療・介護の現場で大活躍



