広島県にある「りっか動物病院」(福山市西町)の大山拓院長(37)は、仙台市青葉区の動物病院に勤務していた時に東日本大震災を経験した。仙台市を離れた今でも、ペットとの避難方法や震災時の経験をセミナーなどで伝えている。
記事によると、大山院長が震災を経験したのは、新米医師1年目が終わる頃だったそう。震災時は病院内の機械が倒れないよう必死に押さえ、ケージ内にいた動物たちはパニックになって激しく鳴いたり駆け回っていたという。
家族と2泊3日避難所で過ごしながら、混乱する中で動物病院で常備薬を調合した。その後も、シェルターにいる被災犬へのワクチン接種や、増えた野良猫の去勢手術などもボランティアで取り組んだ。
2015年3月に、妻の実家近くの広島県福山市に動物病院を開業するため仙台市を離れたが、復興途中の仙台を離れることは心苦しいものがあったそうだ。
大山院長は開業した動物病院に訪れる飼い主に被災経験を伝えたり、いざという時の備えとして、ケージにペットを慣れさせておくように伝えている。
ほかにも、2月19日に福山市で開催された、「避難所でのペットとの過ごし方などについて考えるセミナー」では講師を務め、多くの人に震災経験や出来事を説明したという。
「避難所では鳴き声などが疎ましく思う人もおり、ペットの存在が負担になることもある」と被災地で経験した出来事を説明。一方で「心身ともに疲労がたまる中、ペットとのふれあいで“安らぎ”を感じる人もいる」と訴えた。
http://www.sanyonews.jp/article/500292/1/
<山陽新聞デジタル 3/11(土) 21:12配信>
東日本大震災で被災した当時の大山院長の自宅アパート



