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全国初の移動式解体車開発 新潟市の北村製作所が参画

投稿者:AsaT

北村製作所(新潟市江南区)は野生鳥獣肉(ジビエ)を運搬できる、全国初の「移動式解体処理車」を19日、同社で報道陣に披露しました。NPO法人の日本ジビエ振興協議会(埼玉県三郷市)とトヨタ自動車グループが開発し、厨房機器メーカーのホシザキ(愛知県豊明市)などと共同で完成した。

捕獲現場近くでの解体が可能で、ジビエ肉を鮮度を保ったまま運搬でき、解体後の枝肉は処理施設に運ばれ、料理店や消費者に届けることが可能になる。

捕獲された鹿やイノシシは全国で14%しか食肉として使われておらず、山中に埋めるなどの処理が主となっている。解体処理施設も近隣住民からの反対が多く建設に至らないことが多い。また、鹿やイノシシの増加により農作物や林業被害を抑えるため駆除が必要だが、猟友会メンバーの高齢化や人数が少なくなっており、駆除後に重くて運ぶ事が難しく、放置されているのが現状だ。

車両は2トントラックを改造した解体処理車で作業室と保冷室を備えており、価格は1台当たり1600万円から1800万円程度となる見込み。長野県富士見町の猟友会会員らで作る「信州富士見高原ファーム」で8月半ばから実証実験を行い、今後各地への普及を目指している。

2トントラックを改造した解体処理車は長さ約6・5メートル、幅約1・9メートル、高さ約2・9メートル。後部に内臓を取り除いて皮を処理できる作業室と、最大5頭分の枝肉を保管できる専用の保冷室を備える。

車を考案したのは、同協議会の理事長で長野県茅野市のレストラン「エスポワール」のオーナーシェフを務める藤木徳彦さん(44)。「この車で、捨てられていた命を有効活用できる」と意義を強調する。


参照元リンク

<産経新聞 7月21日(木)7時55分配信>

 


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