奄美野生動物医学センター(新屋惣センター長)主催の第3回市民公開講座が8日、鹿児島県奄美市名瀬のAiAiひろばで開催されたことがわかりました。
記事によると、島内の中高生ら約40人が参加。名古屋市の湯木どうぶつ病院院長で岐阜大学客員教授の湯木正史さん(58)が登壇し、多岐にわたる獣医師の仕事の魅力を伝えたという。講座は、島内で活動する獣医師の多くが島外出身者である現状を踏まえ、地元の若者に野生動物や獣医学への関心を持ってもらう目的で開催された。
湯木さんは、獣医師の職域がペット診療のみならず、家畜保健衛生所や保健所での公衆衛生、野生動物保護、競走馬や動物園の専門医など幅広い分野に及ぶことを説明。医師や歯科医師に比べ養成数が少ない現状や、国立大卒業生の進路として公務員志望が増加している傾向を紹介した。
「街の動物病院」の役割については、総合診療やワクチン接種などの予防医療に加え、終末期ケアや野良猫問題への対応を通じた「地域コミュニティーのハブ」としての重要性を強調。さらに、離島での活動や大学病院での高度医療、研究・教育の現場にも触れ、獣医師の役割が社会全体に広がっていることを説明した。
結びには、人・動物・環境の健康を一体でとらえる「ワンヘルス」の概念を提唱。動物の健康は社会の健全性にもつながるとして、「獣医師の中にもさまざまな道があることを知ってほしい」と受講生へエールを送った。
高校生を中心に約30人が参加。30年以上、小動物臨床に携わり、奄美大島での診療も行っている湯木正史獣医師(58)が、仕事内容、大学卒業後の進路、離島の獣医療の実例などをわかりやすく解説した。
https://amamishimbun.co.jp/2026/02/09/60504/
<2026/02/09 奄美新聞社>
奄美市 市民公開講座 獣医師の仕事の魅力伝える(写真と記事は関係ありません)



