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愛媛 県獣医師会などと同行避難のレクチャー「ペット防災管理士」の認定も

投稿者:AsaT

災害時にペットと飼い主が一緒に避難する「同行避難」への理解が求められている。過去の災害では、ペットがいることで飼い主が避難を迷ったり、避難所に居づらくなったりする事態が起きた。どうすれば人とペットの双方を守れるのか。

記事によると、今月8日、松山市総合防災訓練が行われた安岡避難地(松山市安岡)に、ミニチュアダックスフントやチワワなどを連れた飼い主ら15人が続々と集まった。NPO法人「えひめイヌ・ネコの会」(松山市)のスタッフが、マイクロチップの装着やワクチン接種の有無を確認する間、犬たちはケージの中で落ち着かない様子で周囲をうかがっていたという。

同会は、2005年から市の訓練に合わせて、県獣医師会などと同行避難のレクチャーを行ってきた。同会の高岸ちはり代表は飼い主たちに、餌やトイレ用品などを入れたペット用避難袋の用意など平常時にできる対策や、避難所で動物が苦手な人やアレルギーのある人への配慮などを解説。「基本的なしつけや健康管理が重要。日頃からケージに入ることに慣れさせるのも大切だ」とアドバイスした。

環境省は13年、災害時のペットとの避難行動を定めた指針を策定。飼い主がペットと一緒に安全な場所に避難する同行避難を推奨してきた。

ただ、その後も同行避難への理解が十分に浸透してきたとは言えない。18年7月の西日本豪雨では、自宅が浸水した住民がペットと避難所に入るのを断られた事例などがあった。また、同会によると、今年3月に今治・西条両市で起きた山林火災でも、猫を連れた男性が避難所に来たものの、屋内に入るのをためらい車中泊したケースもあったといい、高岸代表は「啓発の必要を痛感した」と振り返る。

同会の働きかけもあって、県は22年に「避難所におけるペット受入体制整備マニュアル」を作成した。避難所の運営にあたって、自治体職員らがペットを円滑に受け入れるためのポイントなどがまとめられた。

同行避難への理解を広める一助になればと、同会が取り組んできたのが「ペット防災管理士」の認定だ。16年に始め、これまでに飼い主や自治体職員ら約400人が認定を受けた。

16日に松山市男女共同参画推進センター・コムズで行われた育成講座では、約30人の参加者が、避難の流れや避難所運営について模擬体験形式で学んだ。南海トラフ巨大地震が起き、避難所の体育館にペットと飼い主が詰めかけた事態を想定。参加者は避難所の平面図を広げ、人とペットの居住場所を分けたり、ペットが逃げ出した場合の対応について話し合ったりした。

高岸代表は、「『ペットと避難してもいい』という認識や、ペットの防災知識がもっと浸透してほしい」と話した。


https://www.yomiuri.co.jp/national/20251127-OYT1T50195/

<2025/11/28 読売新聞オンライン>

愛媛 県獣医師会などと同行避難のレクチャー「ペット防災管理士」の認定も(写真と記事は関係ありません)

 

 


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