上野動物園で公開間近のジャイアントパンダの香香(シャンシャン)に関心が高まっているが、竹林荒廃で悩む地域からは、パンダが食べる竹として利用することで竹林整備ができると期待が高まっている。
記事によるとシャンシャンは現在5ヶ月齢で、8~9ヶ月になれば母乳と平行して竹を食べ始め、1歳~1歳半で完全に竹食に移行する。竹の供給元は静岡県伊豆半島だという。
同園ではお父さんの力力(リーリ)とお母さんの真真(シンシン)に5種類の竹を1日50キロ与えるが、パンダはより好みが激しいため20キロしか消費しないそうだ。残った竹はニホンザルやアジアゾウが食べてくれるので、無駄にはならないそう。
和歌山県のアドベンチャーワールド生まれで1歳3ヶ月になった結浜(ユイヒン)も竹を1日1キロほど食べるようになった。ほかに大人のパンダが4頭いるため50キロほどの竹を1日に与え、15キロ~20キロしか消費しないが、残りはカピバラが食べてくれるという。供給元は京都府と大阪岸和田市。
岸和田市では地元の業者が荒廃した私有地や民有地から竹を切り出したものを仕入れている。みかん農家の高齢化と耕作放棄で竹林が広がり、竹の幹は竹炭加工や垣根の材料に出来たが、葉の部分をどうすべきか悩んでいた時に、安定供給を探していたアドベンチャーワールドと需要と供給がマッチした形だという。
「健康維持に欠かせない食料を供給してもらえるのはありがたく、パンダが環境保護の役に立っていることもうれしい」と話す。
https://www.agrinews.co.jp/p42695.html
<12/7(木) 11:11配信 日本農業新聞>
お母さんパンダ・シンシン(右)と同じ部屋にいる上野動物園のシャンシャン(公益財団法人東京動物園協会提供)



