島根県の松江市で6日、野生のコブハクチョウ1羽の死骸から簡易検査でA型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出ており、確定されれば国内で今シーズン初検出となるそうだ。隣国韓国でも鳥インフルエンザが相次いで確認されていて、今年も鳥インフルエンザの季節がやってきている。
記事によると韓国では昨シーズン、高病原性鳥インフル計383件、殺処分3787万羽を超す過去最大規模の流行となった。昨秋も野鳥からウイルスが検出されたが、低病原性だったため対策が遅れ、高病原性ウイルスのまん延に繋がってしまったという。
今シーズンは家禽では高病原性鳥インフルエンザは発生していないが、10月には野鳥の糞から低病原性ウイルスが、11月には野鳥のふんから高病原性の可能性もあるH5型ウイルスが検出された。今季に入って12件のウィルスが検出されている。
韓国では来年2月に冬季五輪・パラリンピック平昌の大会開催があるため、油断出来ない状況にある。政府は11月から来年2月までアヒル飼養をしないよう呼びかけ、補助金が提供されるそうだ。
日本でも昨シーズンは9道県の12農場で高病原性鳥インフルが発生し、家禽は166・7万羽が殺処分となっていて、野鳥や死骸からは過去最多の218例の感染が確認されたという。家禽感染は全て野鳥と同じH5N6亜型ウイルスが確認され、韓国などで猛威をふるったものと同型だったという。
農水省は9月に「高病原性鳥インフルエンザ及び低病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針」を公表。車両・野生動物を介してウイルスが家禽農場、畜舎などに進入しないようにするための対策や、防疫措置が発生初期から的確に講じられるよう人員、防疫資材の確保が呼びかけられているという。
専門家らの調査によると、渡り鳥の飛来ルートは複数あり、全国で感染リスクがあるという。「今秋以降も、引き続き厳重な警戒が必要だ」(同省)と強調する。
https://www.agrinews.co.jp/p42403.html
<11/7(火) 7:01配信 日本農業新聞>

2016年度の高病原性鳥インフルエンザ発生状況


