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「カラス侵入禁止」警告文、なぜか効果 東大の研究施設

投稿者:AsaT

「カラス侵入禁止」と書いた警告文を貼り出したら、ほんとうにカラスが来なくなった。そんな施設が岩手県にあるようです。

記事によると、岩手県大槌町にある東京大学の大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センター1階で、動物行動学の佐藤克文教授が窓枠やパイプに警告文を吊るしていく。ここは、震災時に3階建ての最上階まで津波が到達した場所だという。

研究センターは海洋研究の拠点として1973年に前身がオープンしたもので、津波の被害を受けた後に3階部分は仮修復したが、1、2階はがれき撤去後に物置になっていたそうだ。

カラス被害が目立つようになったのは、15年春。震災で近隣の住居が壊滅し、人が居なくなり、センターも窓や扉がなくなり、カラスが繁殖期に建物に入り込むようになったのが原因のようだ。

むき出しになった1階天井のパイプの断熱材を巣作りの材料に持っていかれたり、羽やフンが落ちるようになったそう。

センター職員から相談を受けた佐藤教授も決定打がなく、知人のカラスの専門家である、雑草と里山の科学教育研究センターの竹田努研究員(環境医学・宇都宮大)に相談したところ、「警告文を出してみては」とアドバイスがあったという。

竹田研究員によると、警告文を見たスタッフや学生が不思議に思い、出入りの際にカラスに視線を向けたり指したりすることで、警戒して寄り付かなくなるそうだ。

カラスは字が読めるのか!?とびっくりしてしまう警告文。目線を人々に向けさせる…そんなカラクリがあるのですね。大変面白いニュースになっています。

佐藤教授は今年も数十枚の警告文を建物にぶら下げた。津波の痕跡が生々しいセンターの頭上を数羽のカラスが飛び交うが、スタッフや学生は出入りの際、ちらちらと空に目をやる。「見る人が増えれば増えるほど効果が上がる。お気軽にお越しください」


参照元リンク

<朝日新聞デジタル 5/12(金) 5:50配信>

カラスが食い破ったとみられる断熱材の周りに警告文をつるす佐藤克文教授=岩手県大槌町赤浜3丁目

カラスが食い破ったとみられる断熱材の周りに警告文をつるす佐藤克文教授=岩手県大槌町赤浜3丁目

 

 


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