ベジンベトマブ。それは、リブレラという商品名で最近新しくリリースされた鎮痛薬である。想定される主な使用目的は、変形性関節症で生じる痛みの緩和だ。一方、話は変わるが、新薬の使用において注意しなければならないことがある。それは、有害事象や副作用である。一体、リブレラにはどのようなデメリットがあるのだろうか。
冒頭のような背景の中、欧米の大学および動物病院らは、臨床獣医師および研究者に協力を仰ぎ、リブレラを投与した犬における筋骨格系の有害事象の発生状況を調べる研究を行った。なお、同研究では、リマジル®、メタカム®、プレビコックス®、オンシオール®、ガリプラント®、ダクソコックス®を投与された犬での発生状況と比較をしている。すると、比較をする対象となった鎮痛薬に比べて、リブレラでは約9倍、有害事象が起きやすいことが判明したという。
論文を発表した大学らは、リブレラによって関節破壊が起きていると述べる。果たして、この有害事象は、臨床的にどれほど重大な問題であるのか。また、リブレラが禁忌となる症例に条件はあるのか。今後、更なる研究が進み、同薬の使用の是非が議論されることを期待している。

筋骨格系の有害事象には、靭帯や腱の損傷、多発性関節炎、化膿性関節炎、骨折、筋骨格系の腫瘍などが含まれます。
参考ページ:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40417367/


