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免疫機能が低下するとされる高齢犬のワクチン接種の効果を上げるポストバイオティクス

投稿者:武井 昭紘

ヒトも犬も猫も、年を重ねれば何らかの病気になることが多い。そして、その一因は免疫機能の衰えだと言われている。具体的には、①ヘルパーT細胞が減少(反対に②細胞傷害性T細胞が増加)が起こるとされているのだ。結果、感染しやすくなり、ワクチンの効果も充分に受けられないのである。一方、話は変わるが、ポストバイオティクスという概念がある。これは、腸内細菌が生体の健康にとって良い代謝産物をつくることから考案されたもので、その代謝産物を外(体外)から取り入れるという手法だ。つまり、ポストバイオティクスで免疫機能を強化する物質を摂取すれば、感染から身を守り、ワクチンの効果も享受できると考えられるのだ。

そこで、ヨーロッパの大学らは、臨床上健康な高齢犬20匹以上を対象にして、ポストバイオティクスとワクチンの効果について調べる研究を行った。なお、同研究で採用されたポストバイオティクスは、フルクトオリゴ糖と酵母由来の物質である。また、効果を検証されたワクチンは、ライム病ワクチンである。すると、ポストバイオティクスを受けていないグループに比べて、受けたグループでは血清中のIgA濃度が有意に低下することが判明したという(IgAが局所免疫を発揮するべく「然るべき所」に移動している)。加えて、①と②の比が上昇する(ヘルパーT細胞が増加する)ことも確認できたとのことである。

上記のことから、ポストバイオティクスは高齢犬の免疫機能の衰えをサポートする作用を有していると言える。よって、今後、大規模な臨床研究を経て、ポストバイオティクスを実践するためのガイドラインが作成され、高齢犬の免疫力が世界的に強化されるようになることを期待している。

本研究では、Profeed ADVANCED®というサプリメントを用いてポストバイオティクスが実施されております。

 

参考ページ:

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39634761/


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