ニュース

オーナーの犬派または猫派の傾向が飼っているペットの健康問題に及ぼす影響

投稿者:武井 昭紘

犬派、猫派。犬が好きか、あるいは、猫が好きか。これは、ペットや動物好きな人々の中で永遠のテーマである。また、①これらの好みは、実際の生きた犬や猫に対する姿勢(②)を変化させる。猫好きなヒトは猫に対して猫なで声になるが、犬にはしないこともある。そこで、疑問が浮かぶ。①は②にどのような影響を及ぼすのだろうか。

 

冒頭のような背景の中、テネシー大学らは、インターネットを介して犬猫の飼育経験のあるヒトに聴き取りを行い、①と②の関連性を調べる研究を行った。すると、以下に示す事項が明らかになったという。

◆①と②の関連性◆
・900件以上の回答が得られた
・約63%が③犬派、約37%が④猫派だった
・③の傾向は④よりも幼少期から成人まで一貫しているようであった
・幼少期から成人に移行するにあたり③から④に変わったヒトは「猫に触れたことがない」可能性が有意に高かった
・④から③に変わったヒトは「幼少期に犬を飼育した経験」を持っている可能性が有意に高かった
・犬猫の多頭飼育をしている世帯では犬猫それぞれの飼育頭数が①に関連していた
・③は犬、④は猫とコミュニケーションを取る時間が長かった
・③のヒトは田舎に住む可能性が有意に高かった
・④のヒトは都市部に住む可能性が有意に高かった
・③が飼育する猫に比べて④が飼育する猫は処方食を与えられる可能性が有意に高かった

 

上記のことから、③④は②を変化させることが窺える。特に、猫に処方食を与える可能性が変化することは、動物医療関係者にとっては興味深いかも知れない。よって、今後、更なる研究が進み、③④が動物医療に及ぼす影響について解析され、獣医学の発展および診療業務の効率化が達成されることを期待している。

④に比べて③のヒトは犬猫に加熱処理がされていない食べ物を与える可能性が有意に高いとのことです。

 

参考ページ:

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39272319/


コメントする