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宮崎大 マダニ感染治療 ネコ用シェルター開発へ

投稿者:AsaT

宮崎大学では感染したネコを治療するための簡易隔離シェルターの開発を始めた。

人獣共通のウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」は、西日本を中心に発生しており、ネコでは致死率 50%と高く、ネコからヒトへの感染例も報告されている。対策としては、新型コロナウイルス感染症のように隔離し、適切な処置を行う必要があるが、猫と人との接触を防ぐために簡単に使用できる隔離シェルターは無いのが現状。

金子 泰之氏(宮崎大学農学部附属動物病院 准教授)は、「感染したネコ用の簡易シェルターの作製を行ないながら、同時に飼い主への適切な知識も伝えていきたい」とし、岡林 環樹氏(宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター 教授)は、「正しく診断して、正しくケアしてあげれば、ネコからヒトへの感染はしっかり防げると考えている。そのためにも、この簡易隔離シェルターの開発、そして導入が必要になる。」と話している。

また今後はこのシェルターを作製するだけでなく、病気そのものについても研究を進め、治療法についてもアプローチしていく。

宮崎大学では現在、動物を隔離するシェルターの開発には多額の資金が必要なため、クラウドファンディングを開催中だ。

動物病院などの現場は危機感を募らせており、開発チームは「SFTSから人とネコを守るため実用化を急ぎたい」としている。


https://www.the-miyanichi.co.jp/?itemid=64739

<2022/07/31 宮崎日日新聞>

https://readyfor.jp/projects/miyazaki_sfts

<ククラウドファンディングページ>

宮崎大 マダニ感染治療 ネコ用シェルター開発へ

 


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