Old Dog Syndrome。犬は加齢に伴って、平衡感覚を司る前庭の機能に障害を抱えることがある。そのうち特発性のものを、こう呼ぶのだ。果たして、この病気に罹患しやすい犬の特徴とは。そして彼らが呈する典型的な症状とは。それを明らかにする統計学的研究が行われた。なお、同研究を発表したのは、イギリスの王立獣医科大学(RVC)だ。
RVCによると、90万匹を超える犬の診療記録を解析したらしい。すると、以下に示す事項が明らかになったという。
◆Old Dog Syndromeに関する疫学◆
・症例数は約760件であった
・一般的な症状は、頭の傾き、眼振、運動失調である
・発症年齢は12.7歳である
・短頭種(1.3倍)とスパニエル(2倍)は発症リスクが高い
・症例の約40%は発症から4日で改善する
上記のことから、12歳を過ぎた犬の健康診断では、前庭症状の有無を問診で訊ねることが重要だと思われる。また、症例全体の約60%、症状が4日で改善しない個体群に着目して、彼らとそのオーナーのQOLが悪化しない看護とは何かについて研究が進められていくことに期待している。

Old Dog Syndromeの犬を飼っているオーナーの対応も統計学的に解析されると、最適な看護法が見えてくるかも知れません。
参考ページ:
https://www.rvc.ac.uk/Media/Default/VetCompass/201103%20Vestibular%20infographic.pdf


