獣医学を含む科学の発展は、現役の研究職のみならず、学生の自由かつ枠にとらわれないアイデアから原動力を得ることもあり、積極的に「若い研究者候補」の意見を広く募集する機会を設けることが望ましい。
そこで、ロンドンに拠点を置くAnimal Welfare Foundation(AWF、動物福祉財団)は、
未来の動物福祉を担い向上させていけるような研究テーマを、獣医学および農学に所属する学生から提案してもらうプロジェクトを立ち上げた。なお、同プロジェクトは、Student Grant Scheme for Summer Research Projects 2019と名付けられ、今年の9月からスタートするとともに、研究助成金も用意されている。
上記のことから、①動物福祉の向上を願って、②学生の秘められた研究意欲に訊ねるイベントは、動物愛護法に抵触するニュースが度々報道される本国においても求められているものであると言えるため、日本版サマープロジェクトが発足することに期待したい。
参考ページ:
www.animalwelfarefoundation.org.uk/research/grants-available/