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携帯型端末でいつでも閲覧できるオンデマンド型3Dデジタル獣医解剖学

投稿者:武井 昭紘

昨年の春先に、アメリカのテキサスA&M大学が獣医解剖学をバーチャルリアリティ(VR)で習得するシステムを開発していることを発表したことからも明白な通り、獣医学のデジタル化は進歩し続けている。

とりわけ、医療の根幹をなす「解剖」という分野は、臨床現場において最も重要であるのだが、学生時代の講義のみでは診療業務を全うすることが難しく、卒後、社会人となってからも、3次元的(視覚的)に訴えかけられるように、分かりやすく習得していけるシステムの普及が望まれている。

そこで、カナダのLlamaZoo社は、携帯型端末で利用できる犬の解剖学EasyAnatomyをリリースしている。なお、同製品は、通常の解剖では見ることのできない視点からの画像も再現しており、知る欲求を満たすように、個別に、24時間いつでも犬の解剖学に触れることが可能である。

EasyAnatomyは、デモ版・無料版も用意されているとのことなので、自身の需要に一致するかを吟味して、日々の勉強または獣医療へ活用してみるのは、いかがだろうか。

飼育頭数が増えている猫の3D解剖学のオンデマンドシステムが開発・リリースされることを願っています。

 

参考ページ:

https://easy-anatomy.com/stu/


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