徳島県では公務員獣医師が集まらず、手当ての上乗せなど待遇改善をしたり、採用試験を複数回に増やすなどしているが、採用枠に満たない状態が続いていおり、頭を悩ませています。
記事によると、公務員獣医師は保健所、畜産試験場、家畜保健衛生所などで、家畜の検査や研究をしたり、食肉や乳製品など食品の安全管理などを行います。徳島県での公務員獣医師は105人(4月1日現在)で、人手が足りないためOB6人を嘱託職員として採用しているそうです。
県では採用を増やすため、2004年度から採用試験の年齢制限を「29歳以下」から「35歳以下」に、2008年度からは「39歳以下」とし、採用試験も年1回だったが複数回実施。給与面でも初任給調整手当を月額最大5万円支給としています。
しかし、2016年度の採用数は10人の募集に3人。昨年度も9人の募集に採用数は6人に留まっています。家畜を扱う仕事が中心の公務員獣医師は地味だと敬遠されたり、ペットブームで民間の動物病院に学生が就職することが要因とされています。
産休取得後、研修制度を利用して職場復帰をスムーズに行えたことから、女性は「民間にはない働きやすさがある」と語る。
<2018年07月01日 11時24分 YOMIURI ONLINE>