6月14日は、ABO式の血液型を発見してノーベル生理学・医学賞を受傷したカール・ラントシュタイナーの誕生日であり、現代の輸血療法の根幹を創った彼の功績にちなんで、WHOの主導のもと、世界献血者デー(World Blood Donor Day)とされた日である。故に、当日は輸血および献血の重要性を啓蒙する好機で、人医療に限らず、小動物臨床においても重要だと言える。
そこで、イギリスの王立獣医科大学(Royal Veterinary College、RVC)は、2018年6月14日、8頭のグレイハウンド
へ‘Blood Donor of the Year Award’という賞とともに感謝の意を伝えた。なお、前述の犬は、ドッグレースのために飼育されていた過去を持ち、のちに、ある女性に引き取られ、2011年から参加したRVCのプログラムにて、95回にも及ぶ献血を行った。
上記のことから、本国の獣医療における絶対的なドナー不足を解消するためにも、大学や企業が協力して、日本で暮らすドナー(犬)に「ありがとう」を伝えるイベントを開催することが望ましいのではないだろうか。
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