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6月18日は獣医師に感謝をする日~ベテリナリアン・アプリシエーション・デー~

投稿者:武井 昭紘

日本を含めた世界各地において、小動物臨床(大動物も同様)の獣医師は、日々の診療に関する判断が「動物の命」に直結するというプレッシャー(責任・責務)を感じながら、業務にあたっているものと推察する。しかし、全てのペットオーナーから感謝の言葉を伝えられるという訳ではなく、自分自身が獣医師であるということへの価値(社会貢献できる知識と技術)を過小評価してしまう時期を経験された先生方は少なくなくと思われる。

そこで、ワシントン州シアトルにあるペット保険会社であるTrupanion社は、「改めて」獣医師に感謝を伝えようというコンセプトの基に、Veterinarian Appreciation Day™という記念日を設けている。この記念日は2015年から始まっており、全米28000件以上の動物病院で昼夜を問わずに従事する獣医師が愛する家族(ペット)を守っていることに積極的な敬意を表すための良い機会であるとして啓蒙されている。そして、同社はVeterinarian Appreciation Day™を盛り上げるために、専用サイトまたはSNSを通して、ペットオーナーに呼びかけをしており、ホームドクターや愛犬・愛猫の担当医へのメッセージとともに、「#ThankAVeterinarian」というハッシュタグの発信をお願いしている。

もし、偶然、獣医師がウェブ上にて、自分の名前(動物病院名)とともに「#ThankAVeterinarian」という感謝の心を見つけることができたとしたら、莫大なモチベーションを一瞬にして手にすることが予想され、発信者のペットを含めた数多くの動物の命を救う原動力へと繋がることが期待できる。

来年以降は、日本の獣医療業界でも、Veterinarian Appreciation Day™が受け入れられるように、獣医師とペット(ペットオーナー)の関係が「今以上に」より良い関係となっていくことを願っております。

来年以降は、日本の獣医療業界でも、Veterinarian Appreciation Day™が受け入れられるように、獣医師とペット(ペットオーナー)の関係が「今以上に」より良い関係となっていくことを願っております。

 

参考ページ:

http://trupanion.com/veterinarian-appreciation-day


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