ニュース

ペットの熱中症への対処方法に関する合言葉「Wet before vet」

投稿者:武井 昭紘

「cool first, transport second」

これは、ペットの熱中症への対処方法として重要な意味を持つ合言葉だ。熱中症が疑われるペットを目の前にしたら、動物病院へ搬送することを急ぐのではなく、現場で冷やすことを優先するという意味が込められている。しかし本来、この合言葉は人医療で使用されているものだ。そのせいか、ペットの熱中症や動物病院と合言葉がリンクしにくいというヒトもいるのではないだろうか。そこで、本稿では、ペットの熱中症のために作られた合言葉を紹介したい。

 

「Wet before vet」

これは、英国最大の夜間・休日専門の救急動物病院ネットワークVets Nowが提唱した合言葉だ。この合言葉には、「動物病院へ連れて行く前に現場で冷やして」という意味が込めれている。また、Vets Nowは、現場で冷やしたペットの死亡率は1.4%なのに対し、動物病院へ直行した犬の死亡率は36%に跳ね上がると訴える。加えて、日陰や涼しい場所で、現場で入手できる最も冷たい水(氷は使わない)をペットの全身にかけることを推奨する。そして、風を送り、気化熱で更に冷やすことが重要だと述べる。

 

熱中症で急激に体調を崩したペットを前に、慌てないオーナーは居ないと思う。だが、焦って動物病院へ移動することは、救命率を極端にさげてしまう。よって、緊急事態(ペットの熱中症)に遭遇した場合は、まず「Wet before vet」を思い出して頂けると有難い。

「Wet before vet」を「Wet then vet」と表現する専門家もおります。

 

参考ページ:

https://www.vets-now.com/summer/wet-before-vet/


コメントする