福井県は6月23日、マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染した飼い猫が県内で確認されたと発表した。県は、飼育している動物の健康状態に注意するよう呼びかけている。
県によると、猫は屋内外で飼われており、発熱や食欲低下、嘔吐(おうと)などSFTSが疑われる症状だったことから、県内の動物病院が県に連絡。県衛生環境研究センターで血液成分などを検査し、22日にSFTSウイルスの陽性が確認された。マダニの寄生は不明。現時点で飼い主や獣医療関係者への感染は確認されていない。
SFTSは主に、ウイルスを持つマダニにかまれるほか、感染した猫や犬の血液などを介して人にうつる場合がある。6~14日の潜伏期間の後、発熱や嘔吐、下痢、意識障害などの症状が出て、人の致死率は10~30%とされる。抗ウイルス薬が承認されているが、ワクチンはない。
県保健予防課は、▽草むらなどに入る際は肌の露出を少なくする▽飼育する動物が体調不良の際には、マスクや手袋などを着用し、かまれたりなめられたりしないよう注意して動物病院で受診する▽マダニにかまれたら無理に引き抜かず受診する―ことなどを呼びかけている。
患者数は全国で年々増加傾向で、県内では2025年に1人の感染が確認されている。
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/2633756
<2026/06/24 福井新聞オンライン>
福井県 マダニ感染症(SFTS)に飼い猫が感染(写真と記事は関係ありません)



