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南半球のオーストラリアで犬の熱中症と最高気温・猛暑日との関係性を調べた研究

投稿者:武井 昭紘

毎年のことであるが、気温が上昇し春から夏へと移行すると、熱中症になるヒトが増える。この傾向は、犬や猫でも同様で、今まさに注意を払うべき季節となっている。そこで、疑問が浮かぶ。気温と熱中症にはどのような関係性があるのだろうか。それは、数値という客観的なデータで示すことはできるのだろうか。

 

冒頭のような背景の中、オーストラリアの大学らは、同国のニューサウスウェールズ州における最高気温や猛暑日の記録と犬の熱中症との関係性を調べる研究を行った。なお、同研究では、32℃を超えた日を猛暑日と定義し、過去20年間(1997年~2017年)のデータを解析している。すると、以下に示す事項が明らかになったという。(ここで気を付けて欲しいことがある。オーストラリアは南半球の国である。つまり、日本が冬を迎えた時にオーストラリアは夏になっている。)

◆オーストラリアにおける犬の熱中症と最高気温・猛暑日との関係性◆
・1日の最高気温が25℃を超えると熱中症による死亡率が上昇した
・1℃上昇するごとに死亡率が0.6%増加した
・猛暑日ではない日に比べて猛暑日では死亡率が9.5%増加した
・死亡率が最も高い日は元日であった
・次いでクリスマスの日が高かった

 

上記のことから、最高気温が高い程、熱中症による死亡率が増加することが分かる。よって、最高気温が25℃を超える日、特に猛暑日になると予想されている日では、熱中症対策を講じることが望ましいと思われる。

本研究では、平日と比べて日曜日の死亡リスクは2倍に、祝日ではない日に比べて祝日の死亡リスクは1.5倍になることも分かっております。

 

参考ページ:

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40568805/


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