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短頭種気道症候群に対する外科手術と喉頭虚脱の関係性を調べた研究

投稿者:武井 昭紘

短頭種気道症候群は、気道の様々な部位に異常をきたし、呼吸器症状を発現する病気である。そのため、異常がある部位に応じて適した治療を検討し、合併症のリスクを想定するこが大切なのである。そこで、本稿では、アメリカの動物病院らが発表した論文を紹介したい。なお、同論文は、短頭種気道症候群に対する外科手術と喉頭虚脱の関係性を調べたものとなっている。詳細は、以下の通りである。

 

◆短頭種気道症候群に対する外科手術と喉頭虚脱の関係性◆
・2018年~2022年までに外科手術を受けた犬を対象とした
・80例のデータが集積された
・約54%はフレンチブルドッグが占めていた
・約19%の症例には喉頭虚脱が認められなかった
・約58%にはステージ1の喉頭虚脱が認められた
・約16%にはステージ2の喉頭虚脱が認められた
・約7%にはステージ3の喉頭虚脱が認められた
・品種と喉頭虚脱のステージに関連性は無かった
・約31%に術後の合併症が発生した
・喉頭虚脱のステージが高いほど合併症のリスクが有意に上がった

 

上記のことから、短頭種の品種と喉頭虚脱のステージに関連性は無いが、喉頭虚脱のステージは術後の合併症リスクを左右することが窺える。よって、経済的に余裕のあるオーナーには喉頭虚脱の評価を薦めて、より安全な外科手術を実現することが望ましいと思われる。

術後の合併症には、逆流症、気管切開(一時的)の必要性に迫られること、酸素吸入の必要性に迫られること、誤嚥性肺炎が含まれます。

 

参考ページ:

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40454170/


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