食物に含まれる繊維質は、腸管における糖の吸収を抑え、血糖値の急激な上昇を防ぐと言われている。そのため、異常に血糖値が上がる糖尿病の管理に、繊維質は有用だと考えられるのだ。では、実際のところ、繊維質は想定の効果を発揮するのだろうか。そして、その効果を発揮するために必要な繊維質の量はどれくらいなのだろうか。
冒頭のような背景の中、ジョージア大学は、インスリンの分泌不足によって糖尿病となった犬に繊維質が含まれるフードを12週間に渡って給餌する研究を行った。なお、同研究で採用されたフードは、①繊維質の量が中程度のフード(粗繊維7%)と②高線維のフード(粗繊維15%)の2つである。すると、以下に示す事項が明らかになったという。
◆糖尿病の犬に対する繊維質の効果◆
・①と②を給餌された犬のHbA1cと血糖値(24時間の平均)は有意に低下した
・一方で両グループのHbA1cと血糖値に差異は無かった
上記のことから、①②の双方に血糖値を低下させる効果があると言える。よって、糖尿病の犬に給餌するフードを選択する際は、7%以上の繊維質を含むフードを検討することをお薦めする。

研究に参加した犬には、12時間ごとにインスリンが投与されております。
参考ページ:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40267864/


