喫煙は、猫がリンパ腫を、犬が鼻腔内腫瘍を発症するリスクを上げると言われている。つまり、置かれている飼育環境が原因で、彼らは何らかの病気になってしまうのだ。そこで、疑問が浮かぶ。喫煙の他にも病気の引き金になる飼育環境はあるのだろうか。
冒頭のような背景の中、アメリカの大学らは、ヒトの尿路系の癌(Urothelial cell carcinoma、UCC)と環境中の化学物質が関連しているとする説に着目して、犬のUCCと飼育環境の関連性を調べる研究を行った。なお、同研究では、①UCCの犬37匹と、品種、性別、年齢が一致した②コントロール群の犬37匹の飼育環境が比較されている。すると、②とは異なり①はプールで泳ぐ習慣があり、②と比べて①が生活する地域の水道水に含まれる塩素系化学物質の濃度が4倍以上高いことが判明したという。
上記のことから、犬のUCCと塩素は深く関連してい可能性があることが窺える。よって、愛犬が癌になることを心配するオーナーは、彼らをプールで遊ばせることは避け、彼らに与える水は濾過したものにすることをお薦めする。

除草剤とヒ素(室内、水道水)も調べられておりますが、有意差はなかったとのことです。
参考ページ:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38388159/


