二次元に描かれた騙し絵がまるで本当に「そこ」にあるように三次元的に見えるこがある。その良い例は穴や橋、崖だ。平面に立っているだけなのに、騙し絵があることで落ちていく恐怖を感じるのである。果たして、この感覚はヒトだけのものなのだろうか。あるいは、ヒトと生活をする犬猫にも備わっているものなのだろうか。
冒頭のような背景の中、イタリアの大学は、騙し絵を犬がとのように認識していのかを調べる研究を行った。なお、同研究では騙し絵として「穴」を二次元に描き、本物のボールがそこに転がると落ちていく錯覚に囚われる、もしくは落ちていくはずなのにボールが平面を転がる不思議な感覚を感じるように設定し、30匹以上の犬の行動を観察している(コントロールとして本当に穴にボールが落ちる体験もしている)。すると、犬たちはコントロールでのボールの動きよりも騙し絵の上を転がるボールをより長く見つめることが確認できたという。
上記のことから、犬にも二次元の騙し絵が三次元に見えている可能性があると言える。よって、この錯覚を利用した犬の行動コントロール方法(車道への飛び出し防止、逃走防止など)が考案され、今以上に安心・安全なペットライフが実現することを期待している。

騙し絵は陰影と遠近法で三次元に見えるように調整したとのことです。
参考ページ:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39037605/


