ハイテク系新興企業Carelogy社(東京都中央区)が、猫の痛みを検知する人工知能(AI)、「CatsMe!(キャッツミー)」の有料サービスを開始した。
記事によると、猫の痛みを検知するAI、「CatsMe!(キャッツミー)」を、日本企業のCarelogy社が日本大学生物資源科学部獣医学科との協力で開発した。
14歳のネコの健康と幸福を心配するこの飼い主は、愛猫が長生きできるようキャッツミーを検討。3月に、早期導入者となった。このアプリは、獣医へ連れて行く必要があるか悩む時間が減ると話す。
「黄色くなってるのが、痛みがあるっていう判断をされた時で、それがちょっと続いたりすると、獣医さんにうちの場合は電話で相談して。 こういうふうに、何日も痛みがある表示が続いた時はやっぱり、おかしいなっていうので」 ハイテク系新興企業のCarelogyと日本大学の研究者らが開発。痛み表情の有無によって振り分けた6000枚のネコの写真を、画像解析AIに学習させた。 このアプリは日本大学生物資源科学部の枝村和也教授が共同開発した。
枝村和也教授 「痛みがある顔というのを我々はスコア化して、それがどのくらい、今の顔に合致するかというのをAIで判定するというソフトです。 で、実際にですね、それで痛みがあった症例というのを我々は把握していますので、それをフィードバックした結果、いまは95%以上の正解率になっているんじゃないかと」 開発者は、AIモデルがさらに多くのネコの顔から学習を続けるにつれて、精度が上がると見込んでいる。
2023年5月のリリース以来、累計23万人以上の利用者を獲得。 世界中の多くの家庭にとってペットは欠かせない存在だが、日本では、高齢化と出生率の急激な低下により、ペットが果たす役割は極めて大きい。 ペットフード協会によると、昨年の国内の飼いネコ・イヌは約1600万匹と、15歳未満の子どもより多い。
飼い主によると、ネコを獣医へ連れて行く必要があるか判断するための情報としてこのアプリを活用できるという。
https://www.youtube.com/watch?v=IfIzOGD4lZM
<2024/06/14 ReutersJapan>
日大と企業が開発 猫の痛み検知するAI(写真と記事は関係ありません)