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対面形式または遠隔診療で犬のリハビリテーションに関する相談をしたオーナーの満足度

投稿者:武井 昭紘

リハビリテーション。それは、整形外科など何らかの病気を患った犬が以前と変わらない、あるいは、以前に近しい日常生活へ戻る一助となる治療法である。そのため、効果が得られる手段・手法で実施することが重要なのだ。つまり、専門家の指導の下で取り組むべきなのである。そこで、疑問が浮かぶ。この指導は対面形式でないとならないのだろうか。言い換えると、リハビリテーションを必要とする犬を苦労して動物病院へ運ばないと、充分な恩恵が得られないのだろうか。それとも、新型コロナウイルスのパンデミックで注目されるようになった遠隔診療でも効果を期待できるものなのだろうか。

 

冒頭のような背景の中、ニューヨークのアニマルメディカルセンターは、①対面形式または②遠隔診療で犬のリハビリテーションに関する相談を獣医師にしたオーナーを対象にして、満足度を訊ねるオンラインアンケートを行った。すると、以下に示す事項が明らかになったという。

◆犬のリハビリテーションに関する相談をしたオーナーの満足度◆
・58名のオーナーが対象になった
・①②ともに16件の回答を得ている
・回答率は55%であった
・予約の調整に関する満足度は①よりも②で有意に高かった
・その他の項目における満足度は両グループで大きな差はなかった

 

上記のことから、対面形式であれ遠隔診療であれ同等の満足度をオーナーは感じていることが窺える。加えて、時間の融通がきくということなのか、遠隔診療の方が予約面で利便性が高いことが分かる。よって、整形外科症例を抱える動物病院におかれては、大型犬を飼育する世帯や、車などの足がない世帯を対象にした遠隔診療でのリハビリテーション指導を検討すると良いかも知れない。


オーナーにとって「移動する必要が無い」ことは大きな利点なのだと思います。

 

参考ページ:

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37397700/


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