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高病原性鳥インフルエンザが発生した養鶏場で飼われていた猫の2匹の死

投稿者:武井 昭紘

昨今、日本で発生し、卵の流通にダメージを与えた高病原性鳥インフルエンザ(highly pathogenic avian influenza、HPAI)は、アメリカでも同様に大きな問題となっている。そして、それを裏付けるように、オレゴン州のある養鶏場でHPAIが確認され、同州の農務省による判断の下、家禽が殺処分となった。これで、また一つの集団感染が制御された。そう思われた矢先、その養鶏場で飼われていた猫2匹に異変が起きた。家禽の殺処分から1週間後のことだった。果たして、彼らに何があったのだろうか。

 

彼らには神経症状が認められた。病状は芳しくなく、2匹とも亡くなったという。詳細は明らかにされていないが、農務省は語る。

『家禽を襲ったHPAIと同じ株が2匹の猫に感染した』と。

家禽が居る養鶏場に出入りしていた猫であること、ネブラスカ州とワイオミング州で鳥インフルエンザウイルスに感染した猫が報告されていること、アメリカ全土で様々な哺乳類における鳥インフルエンザウイルスの感染が確認されていること、鳥インフルエンザに感染した動物は高熱、あえぎ、抑うつ、筋肉痛を呈し神経質になると国立衛生研究所(National Institute of Health、NIH)が主張していることなどを根拠として。

 

哺乳類がHPAIを発症した場合に有効な治療薬が無いことを念頭に置くと、オレゴン州で起きた猫2匹の死は由々しき事態である。今後、HPAIはどれ程の猛威を振るうのか。そして、犠牲になるペットは増えるのか。今後の動向に注視したい。

養鶏場での防疫対策は、そこで飼われているかも知れない猫の健康を守り、福祉を向上する上でも重要だと思います。

 

参考ページ:

https://twitter.com/oregonvma/status/1649067894041628674

https://www.koin.com/news/oregon/2-oregon-cats-die-from-bird-flu/


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