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イギリスの動物慈善団体Dogs Trustが公開している「犬を寒さから守るポイント」

投稿者:武井 昭紘

気温の上昇が著しい夏を犬と過ごす場合、彼らが熱中症にならないように、そして、肉球に火傷を負わないように、陽射しが強い日中の散歩を避け、車内に犬だけを残して離れないことが望ましいとされている。また、万が一、愛犬が熱中症になった時のために、水の入ったペットボトルを持ち歩くことが推奨されているのだ。そこで、疑問が浮かぶ。これから季節は冬へと移ろいゆく。一段と寒さが厳しくなっていくのである。そして、地域によっては雪も厚く積もることになるだろう。では果たして、そのような冬において、犬を飼育するオーナーが気を付けることはあるのだろうか。

 

前述した背景の中、イギリスの動物慈善団体Dogs Trustは、ツイッターおよびホームページ上に「犬を寒さから守るポイント」を公開した。それによると、以下に示す事項に注意を払うことが重要だという。

◆犬を寒さから守るポイント◆
・散歩中はリードやハーネスを付ける(雪が積もった道路では溝や穴の位置が分からないため)
・リードやハーネスの劣化(錆び)をチェックして破損の可能性がある場合は使わない
・リードやハーネスの装着は室内で行う(屋外では手がかじかんで上手く付けられない)
・冬にしか起きない積雪は犬を興奮させる可能性があるため、彼らの行動に注意する
・愛犬の足を拭く(砂、雨水、雪によって刺激を受ける皮膚を守るため)
・車内に犬だけを残して離れない(暑い日と同様に寒い日も命の危機に陥る可能性がある)
・凍った池の上を歩かせない(万が一池に落ちた場合は助けに行かず、犬が泳いで戻って来るように促す)
・不凍液は犬の口が届かない所に置いて使用する(有毒の不凍液は犬にとって美味しい物のようで積極的に飲んでしまう)
・オーナーも犬も目立つ防寒具を着て散歩する(冬は昼間でも暗くなることがある)
・犬には光るカラーを付けることも検討する
・室内で犬が遊んで満足できるグッズを用意する(天候が悪い時には屋外に出ない)

 

毎年訪れる冬。寒さが厳しい冬。皆様はどうのようなことに注意して、愛犬と過ごしているだろうか。もし、Dogs Trustが提唱するポイントに「気づき」があった場合は、是非実践して欲しいと思う。そして、彼らと楽しく幸せな年末年始を迎えて頂けると幸いである。

豪雪などの影響で愛犬と離ればなれになった時に備えて、マイクロチップに登録している情報を最新の状態にアップデートすることも忘れないようにしましょう。

 

参考ページ:

https://twitter.com/DogsTrust/status/1598300928138170369/photo/1

https://www.dogstrust.org.uk/dog-advice/life-with-your-dog/seasonal/cold-weather-advice


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