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ペットと花火の関係性について明らかにしたイギリスのオンライン調査

投稿者:武井 昭紘

暑い夏も終わり、イギリスの季節はイベントが多い秋冬に向かっている。おそらく今年も、それらのイベントでは花火が用いられることだろう。そう、ペットが苦しむ時期を迎えつつあるのだ。果たして、ヒトを楽しい気分にさせてくれる花火にペットたちはどう反応しているのか。そして、彼らのオーナーはどう対応してるのか。

冒頭のような背景の中、王立動物虐待防止協会(Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals、RSPCA)は、ペットと花火の関係性についてオーナーから聴き取るオンライン調査を行った。すると、11000件を超える回答が得られ、その63%が「ペットが花火に苦しんでいること」、69%が「花火からペットを守る対策を1つ以上講じていること」を報告したという。

上記のことから、事態は深刻だと言える。また、これを受けてRSPCAは音の大きさを90dB以下に抑えた花火の流通の必要性を訴える。我々人間が花火恐怖症とも表現できるペットの苦しみを理解し、彼らに優しい花火を実現するためには何が必要だろうか。今後、議論が深まり、全業種・業態が協力してペットフレンドリーな花火を実現する未来が訪れることを願っている。

動物愛護と花火に関する調査では、回答者の82%が「野生動物の生息地、動物保護区、農場の近くで花火を使用することを制限するべきだ」と訴えたとのことです。

 

参考ページ:

https://mrcvs.co.uk/en/news/21906/Survey-finds-almost-two-thirds-of-pets-distressed-during-fireworks


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