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北海道の酪農学園大学 獣医師不足の島根県で牧場実習

投稿者:AsaT

北海道の酪農学園大学で獣医学を専攻する学生たちが、島根県飯南町の牧場で実習に取り組んだ。

記事によると、4、5年生の7人が島根県内に5日間の日程で滞在、県の施設などで実習に取り組んだ。最終日には約400頭の乳牛を育てる牧場で実習で実習を行なった。大学所在地以外の地域で獣医学生が実習を行うのは全国的にも珍しく、今回の実習受け入れでは、半日間牛舎を貸し切るなど島根県が学校側の要望に最大限応えた形だという。

島根県農畜産課・濱村圭一郎さんによると、「島根県の公務員獣医師や産業動物にかかわる獣医師が非常に不足している状況」で、島根県内ではここ数年、慢性的に獣医師が不足。県の農林水産部所属の獣医師も今年度8人の欠員が発生している。

食の安定供給や伝染病発生などの緊急時に備えるためにも人材の確保が喫緊の課題となっており、県は獣医師確保につなげようと去年、大学と連携協定を締結、今回初めて島根での実習が実現した。県は今後大学との共同研究など連携を進め人材確保の足掛かりにしたいとしている。

「この子は痩せ気味ですね。おしりを見るとここがV字型だと痩せている判定になるので」 先生の指導を受けながら牛の体に触れて肉付きを確かめ、健康状態をチェック。血液採取の手順などを確認しました。


<2022/09/22 山陰中央テレビ>

北海道の酪農学園大学 獣医師不足の島根県で牧場実習(photoAC)

 

 


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