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愛猫が変形性関節症を患っていることに気が付くためのチェックポイント

投稿者:武井 昭紘

中齢~高齢の猫に良く見られる変形性関節症(osteoarthritis、OA)は、関節の痛みを伴って罹患猫の行動を制限し、彼らのQOLを著しく悪化させることが知られている。そのため、思うように動けない愛猫の異変にオーナーが一早く気が付き、飼育環境をOAに対応したものに変化させることが重要だと言えるのだ。しかし、何のヒントもチェックポイントも知らずして、その異変に気が付くことは至難の業である。そこで、本稿では、猫の福祉を向上するために設立された慈善団体International Cat Care(iCatCare)が発信したツイートを紹介したい。なお、詳細は以下の通りだ。

 

◆愛猫が変形性関節症を患っていることに気が付くためのチェックポイント◆
・関節に問題の無い猫は大きく飛び上がることができる(床からテーブルへもジャンプできる)
・また高い場所から飛び降りることも容易にこなす
・そして階段は跳ねるようにして上がる
・しかしOAの猫のジャンプ力は弱い(床から椅子へと上がってテーブルへジャンプする)
・高い場所から飛び降りる時に躊躇が見られる
・階段を上がる時も億劫な様子になる

 

皆様が飼っている猫は今、どのような動きをしているだろうか。自身の体重が空気よりも軽いかの如くジャンプしているだろうか。それとも、体が重い様子で、ゆっくり動いているだろうか。もしも、後者ならば獣医師と相談しつつ、OAに対応した環境を整備して頂けると幸いである。

猫はケガをするとOAになりやすいと報告する論文もありますので、若い時から彼らが危険な行動をしないように気を付けて頂けると良いかも知れません。

 

参考ページ:

twitter.com/iCatCare/status/1550012902819651584


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