「犬」と一括りに表現されることはあれど、彼らは多種多様な品種に分類され、しかも、品種ごと個体ごとに多岐に渡る性格を持っている。つまり、あるイベントに対する反応も様々なのだ。では果たして、彼らの反応（行動）を裏付ける背景とは一体何であろうか。遺伝子か、環境か、あるいは・・・。それを知ることは、犬という生き物をより深く理解するキッカケになるものと思われる。
冒頭のような背景の中、イギリスの王立獣医科大学は、現在生存している、あらゆる年齢の犬と国内の全てのオーナーを対象にして、オンライン調査を開始した。なお、同調査は20～30分を要し、匿名の形で愛犬のライフスタイル、生まれた場所、以前に生活していた場所（環境）などを聴き取るとのことだ。そして、回答されたデータと彼らの行動との間にある関連性を解析という。
果たして、犬たちの過去（繁殖・飼育環境などの経験）と現在（ライフスタイルなど）は、未来（行動）に影響しているのか。今後、研究が一定の成果を上げ、オーナーが望ましくないと考える問題行動の原因、そして、それを防ぐ方法が特定されることに期待している。
複数の犬を飼育している世帯では、1匹ずつ分けて回答することができるとのことです。
参考ページ：
https://www.surveymonkey.co.uk/r/RVCDogWays
