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猫にとって危険に満ちたクリスマスツリーについて警鐘を鳴らす記事

投稿者:武井 昭紘

朝方、夜間の気温が一桁の日が目立つようになってきた12月。2021年も年末へと足早に進み、本格的な冬を迎えたようだ。そして、クリスマスが訪れる。楽しい季節を華やかに彩る(クリスマス)ツリーの登場だ。

 

アメリカにて大規模な動物病院の運営を行うVCAグループは、この時期に合せて、あるツイートを投稿した。なお、それは、ツリーの危険性を訴える記事を紹介するものであった。何でも、猫にとってツリーの存在は、以下に示すような危険に満ちているというのである。

◆猫にとって危険なクリスマスツリー◆
・針葉樹の匂いの素になるピネンやテルペンが、虚脱、嘔吐・下痢、食欲低下、流涎、呼吸異常を起こす
・針の様な葉を食べると、それが猫の消化管を穿孔する
・ツリーに与える防腐剤入りの水は猫にとって有毒な場合がある
・鉢に貯まった水を交換しないと細菌が繁殖し、それを飲む猫にとって有害になる

 

ヒトにとってクリスマスは特別な気分が味わえる日だと言って過言ではない。しかし、動物にとっては、普段と変わらない一日である。つまり、クリスマスだからといって、動物の体は特別に丈夫になる訳ではないのだ。よって、この特別な日を楽しい思い出で満たすために、愛猫とクリスマスツリーとの接触を最少限、あるいは、皆無にして頂けると幸いである。

クリスマス用の飾りティンセルを飲み込んだ犬に関する記事(http://www.vetanimall.jp/news/clinical/12749/)もご参照下さい。

 

参考ページ:

twitter.com/VCAPetHealth/status/1466096236356907009

https://www.thedodo.com/dodowell/are-christmas-trees-toxic-to-cats


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