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イヌ・ネコのマダニ感染症 人もペットも死亡の可能性

投稿者:AsaT

マダニを介して発症するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」にペットのイヌ・ネコが先に感染し、さらに人へ広がったとみられる例が、少なくとも12件確認された。うち1件は死亡していたことが3日、国立感染症研究所などの調査で分かった。

SFTSに感染したネコの事例は300件超に上ることも判明しており、西日本から徐々に東日本へと確認地域が広がっているという。

ヒトに感染すると熱、節々の痛み、吐き気、腹痛や下痢の症状がみられ、致死率が6~30%と高いことで知られている。現在はまだSFTSに対する治療薬も予防薬もなく、国内で販売されている虫よけスプレーも効果がない。

テレビ静岡の記事によると、静岡市葵区の静岡動物医療センターの本間尚巳獣医師は、静岡県内でただ1人、2021年に感染が確認されたイヌを診察した。2匹とも40度を超える高熱や嘔吐、極度の脱力状態で、適切な処置をしたが、その症状は重く、助からなかった。亡くなるとダニが脱落し、それで何十匹もいたことがわかるそうだ。

静岡県内ではこれまでに、イヌ2匹、ネコ5匹の感染が確認されていて、ネコ1匹は回復したが、他はすべて死んだ。イヌの致死率は40%。最も致死率が高いのはネコで、60%と言われている。

農作業、ハイキング、ペットの散歩時は露出が少ない服装を心がけ、帰宅後にシャワーなどをする際に、噛まれていないか家族同士で確認を行うと良いようだ。ペットも同様で外に出た場合は、ブラッシングや体を確認し、異常があれば早めに対処が必要となる。ペットも飼い主もどちらの命に関わる感染症であることを、動物病院などでも周知していく事が大切だ。

まさか2頭重なることは絶対ないと思っていたけど。静岡にもそこまで早く(感染が)進むのかなと。それが一番心配でしたね 県獣医師会は 県内で感染が拡大しているとして、6月SFTSへの対応マニュアルを作成し、獣医師会の会員に配布した。


https://mainichi.jp/articles/20210803/k00/00m/040/052000c

<2021/08/03  毎日新聞>

https://www.fnn.jp/articles/-/214343

<2021/08/02 FNNプライムオンライン>

イヌ・ネコのマダニ感染症 人もペットも死亡の可能性(写真と記事は関係ありません)

 

 

 

 

 


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