イギリスはロンドンの南に位置する大規模な動物保護団体Cats Protectionは、創設からの80年間で150万匹を超える猫の里親募集を成功させたという。そこには、一体どのようなバックグラウンドを抱えた猫たちが居たのだろうか。多種多様では言い尽くせない彼らの人生。それらに関わってきた同団体は、英国における動物福祉の中心的役割を担っている。
そのようなCats Protectionに、一報が入った。
なんでも、ある工業用地に猫が居るとのこと。しかも、彼女は最近、子猫を生んだばかりの様子であったそうだ。だが、子猫は見当たらない。場所も分からなければ、生死も不明だった。そこで、同団体は、近隣の住民に呼び掛ける。
『子猫たちを探して、安否を確認して欲しい』と。
すると、驚くべき場所で発見された。そこは、何と鳥の巣であった。3匹の子猫が居た。間もなくして、彼女と子猫たちはCats Protectionに保護されたという。
ストリートキャットあるいは地域猫は、時折、動物病院を訪れる。この時、乳腺の張りや母乳の分泌を見て、子猫を生んだばかりだと判断することもあるだろう。一体彼らは何処に居るのか。辺りを探しても見つからなければ、『鳥の巣を覗いてみては』と連れてきたヒトにアドバイスを贈ると良いかも知れない。
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