ニュース

National Pet ID Week~愛犬・愛猫が行方不明になった時の備えを心掛ける1週間~

投稿者:武井 昭紘

令和4年6月1日。あと1年と少し先には、ペット販売業者が取得した犬猫にマイクロチップを装着する義務、そして、既にオーナーが飼育している犬猫にマイクロチップを装着する努力義務が課せられる未来が訪れる。つまり、大部分の犬や猫は、自身の体内に入れられたマイクロチップで「その身分」を証明するようになり、全ての販売業者およびオーナーが、彼らの命に責任を持つことになるのだ。しかし、問題点が一つある。マイクロチップに登録された「責任者」の情報が間違っていたら、前述した義務は意味をなさなくなるのである。

そのような背景の中、オクラホマ州立大学のツイートを見付けた。そこには、National Pet ID Weekという文字列が記載されていた。調べてみると、同啓蒙週間は4月17日〜23日に設定されているという。また、この1週間は、マイクロチップに登録した情報が最新化されているかの確認を、オーナーに呼び掛ける大切な期間だとのこと。どうやら、3匹に1匹のペットが行方不明になり、毎年650万匹がシェルターのお世話にるアメリカでは、National Pet ID Weekは重要視されているようだ。

ある研究によると、マイクロチップが有ることで、行方不明になったペットが家族の元へ戻れる確率が上がるという。犬で2.5倍、猫にいたっては実に20倍になるそうだ。来年マイクロチップの装着が義務化される日本。皆様が飼っているペットにはマイクロチップが入っているだろうか。もし入っていないのならば、マイクロチップ装着を検討することをオススメする。また、入っているのならば、National Pet ID Weekを機にして登録情報に誤りがないか確認して頂けると幸いである。

シェルターに収容されたペット(650万匹)のうち、71万匹が家族の元へ帰るとのことです。

 

参考ツイート:https://twitter.com/OKStateVetMed/status/1383442737815429127


コメントする