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ボーダー・コリーにおける年齢と性格の関連性を調べた研究

投稿者:武井 昭紘

『あのヒト、丸くなったよね。』

そんな言葉が何処からか聞こえてくる。昔、そのヒトは厳しさが滲み出るような、あるいは、曲がったことが許せないような尖った性格だったのだろうか。年を重ねる度にヒトは変わるものだなと思う。そこで、ふと疑問が頭に浮かぶ。犬の性格は、年齢によって変化するのだろうか。

 

そのような中、ヨーロッパの大学らの研究を見付ける。どうやら、200匹を超えるボーダー・コリーの性格を経時的に追跡したようだ。なお、詳細は以下の通りである。

◆ ボーダー・コリー の年齢と性格の変化◆
・単独行動は6ヶ月〜2歳齢までに減少し始め、その後ゆっくりと減り続ける
・好奇心は3〜6歳齢まで変化せず、その後減少する
・問題指向性は3〜6歳齢まで強くなり続け、その後変化しなくなる

 

上記のことから、ボーダー・コリーの性格は、加齢に伴って変化していることが窺える。では、果たして、他の犬種でも同じような変化が起きるのだろうか。そして、その変化が大きい、あるいは、小さい種類は何であろうか。これらを解明する研究が進められ、犬という生き物について理解が深まることを期待している。

本研究では、性格の変化は個体差があり、加齢に伴う疾患に影響されることも分かっております。

 

参考ページ:

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33057125/


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