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コロナ禍を契機にイギリスで需要が高まった猫の購入価格の変動

投稿者:武井 昭紘

連日の記録更新。気温が低下する季節に差し掛かり、日本に第3波が到来。新型コロナウイルスに感染するヒトが急増している。そして、世界もまたコロナ禍にある。そのような中、イギリスにおいて、ペットへの需要が高まっている。おそらく、息が詰まりそうなロックダウンや移動制限に疲れ、皆が癒しを求めているのだろう。その形が、ある数値となって表面化したという。

なお、発表を行った英国の保護団体キャットプロテクションによると、ある数値とは「猫の販売価格の高騰」だとのことである。昨年の夏、7月の価格は平均で253.23ポンド(約31000円)。それが、パンデミック後、今年の7月は349.41ポンド(約43000円)になった。実に100ポンド近く、40%も上昇しているのだ。

需要が高まれば、供給が不足し、価格が高騰する。この市場原理に加えて、パンデミック後に、子犬のパルボウイルス感染症が増加し、それがワクチネーションプログラムの不徹底だと訴えるBluePearl Pet Hospitalの見解を考慮すると、イギリスで起きている猫の販売価格の変動は、彼らの命に関わる問題だと言える。果たして、コロナ禍はいつまで続くのか。それに翻弄されるペットは、どれほどまでに増えるのか。コロナ禍の終息と、彼らの幸せおよび健康を切に願っている。

何かとオンラインで進める消費活動が増えていると思いますが、インターネットを介したペットの購入には注意しましょうと、同団体は述べています。

 

参考ページ:

https://mrcvs.co.uk/en/news/19877/Warning-as-kitten-prices-soar-during-COVID-19


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