政府は9日、「動物看護師」を国家資格とする愛玩動物看護師法の施行日を2022年5月1日とする政令を閣議決定した。
これまでは動物看護にあたるための必須資格はなく、2012年に動物看護の関連資格を運営する複数団体が合同で発足させた「認定動物看護師」の資格を取得するのが一般的となっている。しかし、人の看護師のように投薬や採血、けがの手当てなどの医療行為を行うことは認められていない。
新たに国家資格として誕生する「愛玩動物看護師」は、獣医師と協力した医療体制でペットの健康を守る新しい国家資格。これまで獣医師しか行うことができなかった動物診療行為の補助が獣医師の指示の下で可能となり、採血やマイクロチップ装着、飼い主へのしつけ指導やペットの栄養管理も担うことになる。
記事によると、資格を得るには国家試験に合格し、免許を受けなければならなず、受験には大学や専門学校での専門知識・技能の習得が必要。無資格の病院スタッフは愛玩動物看護師と名乗れない。同法で質の高い獣医療を目指すとしている。
獣医師の指示の下で行われる愛玩動物の診療補助や看護に従事する人を「愛玩動物看護師」と新たに規定。採血やマイクロチップの埋め込みといった従来できなかった幅広い補助が可能となる
https://this.kiji.is/687109046366471265?c=39546741839462401
＜2020/10/09 KYODO＞
https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/doubutsu_kango/index.html
＜農林水産省HP＞
愛玩動物看護師法、2022年5月に施行（記事と写真は関係ありません photoAC）
