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犬種ごとに異なるかも知れない「痛み」の感覚を調べるトライアル

投稿者:武井 昭紘

耳洗浄。
採血・留置処置。
外傷(ケガ)。
脱臼。
膵炎。
骨折。
去勢・不妊手術、etc…。

違和感、痒み、疼痛を感じるイベントや病気は、数知れず存在している。そのような中で、動物病院を訪れる犬たちの反応を観察していて、疑問に思うことがある。個体差なのか、品種間の差なのか、彼らが有するであろう「痛みに対する感受性」は、個体(品種)ごとに異なっているのではないか—–?

 

この疑問に答えるかの如く、ノースカロライナ州立大学が、あるトライアルを開始した。
なお、発表された内容によると、同トライアルでは、品種ごとに最適化した疼痛管理を実現することを目的に、付属動物病院にて1歳以上の健康な犬に様々な刺激を与え、その反応を行動学的に解析するとのことである。

 

『品種によって痛みに対する感受性は異なっている。』
ノースカロライナ州立大学は、この仮説を信じているという。

果たして、真偽の程は。
筆者としては、今回紹介したトライアルが一定の成果を上げ、小動物臨床における疼痛管理が更なる進化を遂げることを願っている。

募集されている犬種につきましては、リンク先の要項をご参照下さい。

 

参考ページ:

https://drive.google.com/file/d/1uuY4AorcEUcVoCGqgCvJIfTmLos53ZRE/view


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