短頭種。
気道症候群という呼吸器のトラブルが付き物の品種。
この単語から思い浮かぶ動物種は、何であろうか。おそらく、犬をイメージするヒトが多いのではないだろうか。しかし、イギリス獣医師会(British Veterinary Association、BVA)は、『猫にも短頭種に相当する種が存在している』と主張している。
そして、それは、ウサギにもあるのだと—–。
なお、具体的には、ウサギの飼育環境や予防医療を改善するために設定されたRabbit Awareness Week 2020(8月10日~23日)に合せて、BVAは以下の通り、ツイートを公開した。
◆短頭種のウサギに起きやすい健康問題◆
・過長歯
・呼吸器のトラブル
・疼痛を伴う膿瘍
・涙管の炎症
また、これに加えて、同会は、「#HealthOverLooks」というハッシュタグを発信している。日本語に訳せば、「外見よりも健康を」となる。
頭が丸く小さい形をしたウサギは、筆者の眼から見ても、非常に可愛らしいことは認める。だが、これらの短頭種は、上記のような健康問題を抱えてしまうという現状もあるのだ。仮に、読者の皆様がウサギを飼うことを検討する時、何を優先して彼らを購入することを決めるだろう。外見やカラーだろうか。価格だろうか。健康面だろうか。是非とも、今回紹介したBVAのツイートを参考にして、「健康」を願って、ウサギを選んでもらえると幸いである。

今年のRabbit Awareness Weekは、オンラインで2週間、開催されるとのことです。
参考ツイート:https://twitter.com/BritishVets/status/1293187459317080070