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マイクロチップが結び付けたオーナーと行方不明の猫の過去と現在

投稿者:武井 昭紘

約1年前。
飼育されていた場所から200マイル(320km)も離れた地点で、行方不明になったバーミーズが発見された。この時、東京都庁から新潟県庁までの距離にもあたる320kmを一挙に縮めて、猫の発見に寄与したものはマイクロチップであった。同事象を見るにつけ、日本において、これから装着の義務化が進められているマイクロチップは、想像を絶する「距離」を越えてオーナーとペットを強く結び付ける科学技術だと、筆者は思わずにはいられない。そして、そのような中、また一つ、マイクロチップの秘められた効果が発表された。

 

なお、発表を行ったアメリカ獣医師会によると、あるシェルターに保護された猫に装着されたマイクロチップの情報に基づいて、(シェルターの)スタッフがオーナーに連絡を取ったところ、オーナーらは大変に驚いたとのことである。なぜならば、猫が行方不明になってから、10年もの歳月が経過していたからだ。

上記のことから、マクロチップは、距離だけではなく、「時間」も越えてオーナーとペットを強く結び付ける力を持っていると言えるのではないだろうか。

 

マイクロチップを装着したペットは、していないペットよりも、オーナーの元へ戻る可能性が60%高いとされている。しかも、気が遠くなるほどの距離も、時間も越えて、両者を結び付けるのだ。

8月15日は、Check the Chip Day
この記念日を契機に、愛犬・愛猫にマイクロチップを装着することを検討してみては如何だろうか。

10年後に発見された猫は、足にケガを負っていたものの、健康状態に大きな問題はなかったとのことです。

 

参考ツイート:https://twitter.com/AVMAvets/status/1292845787576238081


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