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犬の拡張型心筋症をより深く理解するために行われるヒルズの研究

投稿者:武井 昭紘

拡張型心筋症(dilated cardiomyopathy、DCM)。
それは、大型犬や超大型犬、例えば、ドーベルマン・ピンシャー、ボクサー、グレート・デーン、ニューファンドランド、アイリッシュ・ウルフハウンドなど、特定の犬種に遺伝性・家族性に発生する循環器疾患とされているとともに、アメリカ食品医薬品局(FDA)が指摘する通り、マメ科植物を原因とした栄養性疾患(あらゆる犬種に起きるもの)だとも言われている病気である。そのため、当該疾患を深く理解するためには、前述した好発犬種以外におけるDCMの実態を把握することが、大変に重要である考えられるのだ。

そこで、世界的なペットフードメーカーであるヒルズ社は、繁殖計画を見直すべく犬のDNAテストキットをリリースするEmbark社を協力して、犬のDCMを遺伝子学的、且つ、栄養学的に解析する研究をスタートした。なお、同研究のファーストステップでは、純血種のみならず混血種も対象として、計1000匹の犬の遺伝子検査を実施するために、参加者を募るオンラインアンケートを進めているとのことである。

 

果たして、DCMは、栄養学的な条件を満たせば、好発犬種以外でも起きる疾患なのか。そして、その病的現象に対する治療法・予防法は、一般家庭や一次診療施設で直ちに実践できるものとして確立できるか。今回紹介した研究が、ある一定の回答を得られる程に成功することを期待している。

アンケートの所要時間は10〜15分だとのことです。

 

参考ページ:

https://surveys.embarkvet.com/s3/Hills-Embark-DCM-Genetics-Study


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