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Burgess Excel Vet Awards~ウサギに優しい獣医療サービス提供者を決める賞~

投稿者:武井 昭紘

「ウサギは第3のペット」

総世帯2600万件の3%にて、80万匹以上のウサギが飼育されているイギリスでは、このように表現されることがある。そのため、同国にて、一般の動物病院の運営においてもウサギの診療が重要視されており、とりわけ彼らに優しい獣医療サービスを提供する個人や組織を、誰しもがオンライン上で閲覧できるRabbit Friendly Vet Listとして纏め上げる程なのだ。そして、どうやら、この流れは、獣医学に関する賞レースにも影響を及ぼし始めているようである。

 

ノースヨークシャー州ソーントン・ル・デールに拠点を構えるペットフードメーカーBurgess Pet Care社は、今年、Burgess Excel Vet Awardsという賞レースにて、ウサギの健康と福祉を改善する活動を続ける動物医療関係者を讃えるために、以下の3つのカテゴリーを用意したことを発表した。

◆ウサギの獣医学に関する3つの賞レース◆
①Rabbit Vet of the Year(開業医全員が対象)
②Rabbit Nurse of the Yea(小動物臨床に携わる動物看護師全員が対象)
③Rabbit Veterinary Practice of the Year(Rabbit Friendly Vet Listに挙がっている動物病院が対象)

これらは、2020年7月31日までエントリーを受け付け、同年11月にロンドンで開催予定の学会(London Vet Show 2020)にて、受賞者を決定するとのことである。

 

この3つの賞が、前述した目的(ウサギの健康と福祉の改善)を達成し、家庭でも動物病院でも、幸せで愛されたペットライフを送るウサギが1匹でも多く増えることを願うとともに、日本を含めた世界各地で飼育されているウサギのために、同賞が各国へと普及することを期待している。

ノミネートは、自薦でも他薦でも良いとのことです。

 

参考ページ:

https://www.burgesspetcare.com/excel-vet-awards/


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