アメリカはニューヨーク市の発表によると、5月28日現在、同市内で新型コロナウイルスに感染したヒトは198,255名で、この感染症(COVID-19)によって亡くなったヒトは16,673名に達したとのことである。これは、日本のそれと比べると、10倍以上にもなる甚大な被害だ。となれば、おそらく、彼らが飼育している相当数のペットたちも、日常とは懸け離れた生活を強いられているものと推察できる。
そこで、ここに焦点を当てたニューヨーク市は、COVID-19のパンデミックに巻き込まれてしまったペットをサポートするべく、COVID-19 Pet Hotlineを開設した。なお、このホットラインは、市の機関、ヒトと動物に関わる様々な非営利団体、動物病院などで運営されており、COVID-19に苦しむヒトからの相談に合せて、ペットフードや獣医療サービスを提供する組織を紹介するシステムだとのことである。
ニューヨーク市は、述べる。
『ペットや介助動物はニューヨーク市民の家族の一員である』と。
日本において、新型コロナウイルスに感染したヒトは16,000名を超える。そして、我が国では、全世帯の20%でペットが飼育されている。つまり、推定3200匹のペットが、COVID-19に生活を蝕まれているのだ。よって、COVID-19 Pet Hotlineをモデルに、本国でも第2波・第3波に備えるかの如くホットラインが開設され、ペットが「日常」を過ごすためのサポートが日本全土で受けられるようになることを願っている。
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